放置竹林問題への取り組みに挑戦しています

SDGs放置竹林の有効活用
 ~ 脱炭素社会の実現に向けて日本の森林資源を最大限に活かす取り組み➂ ~  

(2023/06/17初稿) 当社の放置竹林問題への取り組みのご案内を掲載しました。

(2023/12/05追記) 当社開発の完全無機質の水溶液「木竹まもる君」で施工した竹の水管断面図の写真を掲載しました。

 

 株式会社ライフピックは、放置竹林問題への取り組みに挑戦しています

 竹は大変成長が早く容易に繁殖するため、放置された竹林は周囲の他の植物や生物の生育を妨げ、その土地の生物多様性や自然環境に悪影響を与える可能性があります。 また、竹の根は浅く故に倒れやすく、地形によっては風害や地滑りの原因にもなります。そして、乾燥した竹は燃えやすく、竹林の放火や近隣の火災の拡大を引き起こす恐れがあります。 農業地域においては、放置竹林が農地や耕作地に侵入し、農作物の生育や農業活動を妨げる事態も起きています。竹の根が土壌を侵食し、水や養分の供給を阻害することが問題となる場合もあります。SDGs放置竹林の有効活用 適切に管理されず放置された竹林は全国各地に見られ、更にますますその拡大が進んでいます。 放置竹林の問題解決のための一助となるよう、現在、当社では NPO法人竹もりの里様 との協働で、竹利活用の促進など計画を進めております。    また、当社が開発した完全無機質の水溶液(※当社新製品 )の竹への応用も進んでいます。この液剤により、木や竹が防腐、防蟻、防カビの性能を持ち、更に難燃性も高まることが実証されております。  
当社水溶液による竹への施工がもたらす防腐、防蟻、防カビ性能向上のメカニズム 竹の断面を電子顕微鏡で観察した様子:
竹水管(施工前)(施工前)竹の水管が黒く映し出されています。
竹水管(施工後)(施工後)当社水溶液で水管が充填され塞がります。
塗布による竹の表面(裏面部)保護だけでなく、内部の水管が塞がる事により、防腐、防蟻、防カビの性能が更に高まります。
  これらの特性により、今後は、木や竹の持つ風合いを模倣したプラスチックやコンクリートなどの代替製品に代わって、本来の天然木や竹の需要が高まることが期待されます。 天然木や竹への回帰は、持続可能性や環境への配慮が求められる社会の変化や意識の高まりも相まって最近のトレンドにもなっておりますが、当社の液剤と技術でその流れが一層加速していく可能性を秘めております。 当社ではこの完全無機質で木や竹を改質する溶剤の市場への認知と、これを活用した多様な二次製品の企画、研究、開発、製造、販売に注力し、木材や竹の需要を高めることで、国内の間伐材利用や森林竹林の再生へと繋ぎ、最終目標として脱炭素社会の実現を目指します。      

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